鵜川こんにちは!本質美容経営塾のウカワレイ(@reiukawa_arete)です。
あなたはお客様に商品をご提案する際にどういった説明をされていますか?
「オーガニックだから」
「アミノ酸系で洗浄力がマイルドだから」
「補修成分や美容成分が沢山配合されているから」
なんてご説明ばかりしていたりしませんか?
もしも、こういったご説明ばかりされているのであれば、一度立ち止まって勉強し直してみても良いかもしれません。
決して、上記のご説明が間違いだなんて言っていません。
ただ、それだけではメーカーが打ち出しているセールスポイントを暗記してそのままお伝えしているだけかもしれないと、申しているのです。
今回は、担当美容師に求められる化粧品知識について考えてみたいと思います。
セールスポイントを暗記することが商品知識ではない
そもそも、メーカーが打ち出しているセールスポイントとは、何のためにあるのでしょうか?
当然ですが、その商品を販売するためですよね。
もちろん、メーカーが発信している情報は、美容師が商品を理解する上で重要です。
ですが、それらの情報だけで商品の良し悪しを判断してしまうのは、少々危険かもしれません。
例えば、オーガニック認証を取得している化粧品。
オーガニック認証は、原料の生産方法や製造工程などが一定の基準を満たしていることを示すものです。
必ずしも、その化粧品の性能が優れていることや、全てのお客様に適していることを保証するものではありません。
また、アミノ酸系の洗浄成分だからといって、必ずしも洗浄力がマイルドで安全性が高いとも限りません。
同じアミノ酸系でも成分によって性質は異なりますし、配合量や他の成分との組み合わせによって性能は変わります。
補修成分や美容成分についても同様です。
沢山配合されているからといって、必ずしも優れた化粧品になるわけではありません。
大切なのは、どのような成分が配合されているのかだけでなく、どのような目的で配合されているか。
そして、処方全体としてどのような性能を持っているのかを理解することです。
メーカーのセールスポイントを覚えることは、商品を知るための入り口に過ぎないのではないでしょうか。
メリットだけでなくデメリットも理解していますか?
世の中に、全てのお客様に適している万能な化粧品は存在しません。
どんなに優れた化粧品であっても、メリットがあればデメリットもあるものです。
例えば、油分を多く配合したアウトバストリートメント。
ダメージや手触りが気になる方は良いかもしれませんが、髪が細くボリュームが出にくい方にとっては、仕上がりが重くなってしまう可能性があります。
酸化リスクや残留性が高いなんてこともあるかもしれません。
洗浄力の高いシャンプーはどうでしょう。
残留性の高いスタイリング剤を多く使用される方には適しているかもしれません。
一方で、乾燥しやすい頭皮や髪の状態の方には、適していないかもしれません。
もちろん、これらも処方全体や使用方法によって異なります。
僕がここでお伝えしたいのは、商品のメリットだけを理解していても、適切な商品選定はできないということです。
デメリットについて詳しく説明してくれるメーカーは珍しいでしょう。
なので、メリットの裏側にあるデメリットの側面を自らよく考えるのです。
なぜこういった商品コンセプトなのか、なぜこのキャッチコピーなのか、ターゲット層は?
そして、それに対して成分はどうなっているのか。
そういった思考で一つひとつの商品について考えることで、メリットだけでなくデメリットが見えてくることでしょう。
つまり、合うであろう方だけでなく、合わないであろう方まで見えてくるのです。
そういった思考や判断ができることこそ、担当美容師に求められる化粧品知識なのではないでしょうか。
商品を知ることと、お客様を知ること
商品の特徴やメリットデメリットについて、ここまでお話しをしてきました。
ですが、それらを理解しているだけでも、まだ不十分だと僕は考えています。
なぜなら、商品がどれほど優れていても、目の前のお客様に適していなければ意味がないからです。
例えば、同じヘアカラーをされているお客様でも、毎日ヘアアイロンを使用される方と、ほとんど使用されない方では、毛髪の状態や日々の負担が異なります。
また、同じ乾燥肌であっても、皮脂分泌の状態や普段のスキンケアやメイクアップ習慣によっても、適した化粧品は異なるでしょう。
現在、使用されている化粧品との組み合わせも考慮する必要があるでしょう。
つまり、適切な商品選定をするためには、化粧品の知識だけでなく、目の前のお客様について深く理解する必要があるのです。
髪や頭皮、お肌の状態はもちろん、生活習慣やホームケアの方法
そして、お悩みや理想
こうした情報を把握して初めて、商品の知識をお客様のために活かすことができるのではないでしょうか。
「この商品は何が良いのか?」ではなく「なぜ、このお客様にはこの商品が必要なのか?」
こういった視点で商品をご提案することこそが、担当美容師に求められていると考えています。
我々は、化粧品の製造や販売が仕事なのではなく、お客様をキレイにするのが仕事ですからね。
当たり前かもしれませんが、メーカーとは異なった視点でのご提案が必要でしょう。
商品を販売した後までが担当美容師の仕事
そして、もう一つ重要なことがあります。
それは、商品を販売した後のことです。
僕は常々、店販とは単に商品を販売することではなく、サロンの外でお客様の美しさに関わり続けるためのサービスだとお伝えしております。
商品を販売して終わりではありません。
実際に使用していただき、髪や頭皮やお肌の状態がどう変化したのか。
期待していた結果が得られなかったのであれば、その原因は何なのか。
商品が適していなかったのか、使用方法に問題があったのか、あるいは僕たちの商品選定に問題があったのか。
そこまで考える必要があるでしょう。
お客様に商品をご提案するということは、その商品を選定した自分自身にも責任が生まれますからね。
特に、我々美容師は、お客様の髪や頭皮の状態を継続的に確認できる立場にあります。
前回ご提案した商品が本当に適していたのかを確認し、必要であれば商品や使用方法を見直す。
そうした積み重ねによって、店販力
いや、美容師力が高まっていくのではないでしょうか。
お客様の美しさのために化粧品を学ぶ
最後に、僕が考える担当美容師に求められる化粧品知識について、改めてお伝えしたいと思います。
化粧品の成分名を沢山覚えていること。
メーカーが謳う商品説明を同じようにできること。
それも悪くはないでしょう。
ですが、それだけではお客様にとって価値のある商品提案ができるとは限りません。
商品の特徴を理解し、メリットとデメリットを把握し、目の前のお客様にとっての必要性を判断する。
そして、実際に使用していただいた結果まで確認する。
そのためには、化粧品だけではなく、毛髪科学や皮膚科学、さらにはカウンセリング力など、幅広い知識と経験が求められます。
商品を販売するため、化粧品に詳しくなるために化粧品を学ぶのでしょうか?
お客様の美しさのために化粧品を学ぶ。
これこそが担当美容師に求められる化粧品知識の根底にあるべきではないでしょうか。
あなたが普段されている化粧品説明を思い返してみて下さい。
メーカーや自分のための説明ばかりになっていませんか?
目の前のお客様に対して、明確に説明できますか?
化粧品選定、提案の中心にあるべきはモノではなくヒトです。
担当美容師として目の前のお客様の美しさを、サポートできるような化粧品知識は十分にお持ちですか?
もし、振り返っていただいて、思うところがある方は一緒に学びませんか?
「提供サービス」をよろしければご覧ください。









