鵜川こんにちは!本質美容経営塾のウカワ(@reiukawa_arete)です!
今回は、現代においても殆どの理容室、美容室がやってしまっているあまりにも勿体無い訴求(マーケティング)の一つに触れてみたいと思います。
鵜川は常々、「技術は手段であって目的ではない」と考えています。
なんならぶっちゃけ「技術を目的にするなんて時代遅れにも程がある」とさえ思っています。
それは我々だけではなく、お客様にとってもです。
理容師、美容師が技術職であることは間違いありません。
ですが、今一度よくお考えいただきたいのです。
現代のサロンに求められている本当の目的を。
技術提供がゴールなのかどうかを。
- 競合しない特別なサロンを目指す方
- お客様へ本質的な美容サービスの提供を目指す方
は是非、最後まで読んでご参考になさってください。
調髪が目的だった時代はとっくに終わっている
日本では、1990年代から現在までカラー人口が増え続けていると言われています。
1980年代までは、「身嗜みを整えるために髪を切りに行く」ことが主な理美容室に足を運ぶ理由だったのかもしれません。
デザインと言っても技術で言えばパーマが主流。
その名残からか、年配のお客様は今でも我々のサロンを「パーマ屋さん」と呼ぶ方がいらっしゃいますよね。



鵜川のお客様にもいらっしゃいます^ ^
90年代以降のカラーの流行が我々美容、化粧品業界に及ぼした影響というのは多岐に渡ります。
ダメージした毛髪に対して、シャンプーの処方や流行は変化しました。
同じく、サロントリートメント施術も時代と共に大きく変化を遂げてきました。
縮毛矯正施術が一般的に普及してきたのもこの頃だと言われています。
つまり、1990年代は髪型だけではなく、髪の美しさについての大きな転換期になったとも言えるのではないでしょうか。
サロンは「身嗜みを整えるために髪を切りに行く場所」から「身嗜みを整えるために髪を綺麗にする場所」へと変わったとも考えられるかと。
しかも、30年も前に。



因みに、ヘアカラー人口の増加から考えるシャンプー業界の変化と流行の推移については、本質美容経営塾オンラインセミナーにて詳しく解説しております
髪をデザインするだけの時代もとっくに終わっている
それから時は流れ、2004年。
業界最大手の美容器具メーカーであるタカラベルモント社は、「ヘッドスパ」という頭皮ケアメニューを打ち出し、商標登録します。
20年以上経った今では、殆どの美容室で受けられるヘッドスパ
髪をデザインする施術でもなければ、その日の見た目に大きく影響するような施術でもありません。
まぁ、リフトアップ効果や頭皮の血色による見た目の変化には多少寄与することはありますが
つまり、2000年代は髪だけではなく、頭皮の美しさについての大きな転換期になったとも言えるのではないでしょうか。
サロンは「今の美しさだけを考える場所」から「未来の美しさについても考える場所」へと変わったとも考えられるかと。
今でも髪の変化を目的にして生き残っていけるのは一部の限られたサロンだけ
今や、有名店でさえも経営が難しいなんて話は珍しくありません。
それもそのはず。
日本では少子高齢化が進み続ける中、美容室軒数は増え続けているのですから競争は厳しくなっています。
今も変わらずヘアスタイル(技術)を提供することを目的として生き残っていけるのは、トレンドサロンだけとも言えるかもしれません。
一見、技術提供を目的としているように見えて、圧倒的なカリスマ性(属人性)を付加価値にしているなんてことも、このSNS時代には少なくないわけです。
そういった意味では、本当の意味で技術一本で生き残っていけているのは一握りなのかもしれません。
お客様は技術を求めているようで本当は「綺麗」や「変化」を求めている場合が多い
従来は多くの場合で、美容師側が集客しやすいからと技術をウリにしすぎた背景があると鵜川は考えています。
目的を技術(施術を受けること)に設定することで、他店との差別化を図りやすかったこともあるでしょう。
ですが、ぶっちゃけお客様からしたら下手と上手いの差は分かっても、上手いとチョー上手いの差は多くの場合分からないんですよね。
日本には技術が上手な美容師さんがゴロゴロいます。
実際、SNS上には、自称日本一の技術力を謳う美容師さんがいっぱいいますよね。
本当に日本一かも、何が日本一なのかも知らんけど
にも関わらず、美容室の失客理由不動の第一位は「何となく」です。
これって良く言えば「技術は上手い」ってことです。
気に入らなかったわけではないのですから。
ですが、悪く言えば「お客様の本当の目的を叶えられなかった」とも言えるかもしれません。
技術で訴求し、集客する⇨ご来店いただき、技術を提供する
このサイクルだけで叶えられるのは、主にその日や近い将来の美しさだけでしょう。
我々側が、その日その時だけの美しさを目的とした「表面美容(瞬間美)」を大切にするのなら良いでしょう。
ですが、先述の通り、そんな時代はとっくに終わっていて未来の美しさも求められているんですよね。
どの業界も時代は少しずつ本質的になり、一般消費者も自分の興味のままに情報を得られる時代になりました。
そんな時代に技術を受けに来られているお客様ばかりだと思いますか?
その技術(施術を受けて)でどうなりたいのか
未来の理想や不安に対してのご要望は、今後もっと増えていくことでしょう。
お客様がサロンへ足を運んで下さる本当の目的は、技術(施術を受けること)なのでしょうか。
お手入れがしやすくなる日々、見た目や周りからの印象の変化を求めてカットや縮毛矯正をしているかもしまれせん。
または、若々しく前向きに日々を過ごすためにカラーやパーマをしているかもしれません。
老化のスピードを緩やかにするためや気分転換のためにヘッドスパをしている方も多いはずです。
つまり、冒頭にもお伝えしたように、技術は手段であって目的ではないのです。
お客様は技術を求めているようで本当は「綺麗」や「変化」を求めている場合が多いことでしょう。
- お客様に本質的な美容サービスを提供したい
- お客様と長いお付き合いをしていきたい
あなたがもし、このように思うのであれば今回お伝えしたのは大切なことだと思います。
技術だけではお客様の本当の美しさは守るなんて無理
ブラックジャックのように不可能を可能にしてしまうスーパーな技術者がいれば話は別ですが、現実はそう甘くはありません。
皮膚、毛髪科学上の限界があります。
もちろん、我々も技術者である以上は、なるべく限界に近づける努力はするべきですが、出来ることと出来ないことが技術にはあります。
ヘアスタイルがずっと同じままなカットはないし、カラーが全く褪色しないこともなければ、やっておけば薄毛にならないなんてヘッドスパもないですよね。
だからこそ担当者として、技術だけでは叶えられないお客様の美しさにも責任を持つべきです。
まずは、今日から次回御来店時までの美しさについて。
それが出来たら、半年〜1年先までの美しさについて。
その次は、2〜3年後の美しさについて。
その先には10年〜20年後の美しさまで見据えたサポートが待っているはずです。
技術だけでは到底出来やしないことです。
お客様の美しさに責任を持ち続けることで、技術は目的ではなく手段になっていくことでしょう。
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