シャンプー業界のマーケティング手法の変化から考える!美容のプロのあるべき姿

鵜川

こんにちは!
本質美容経営塾の鵜川です🙋‍♂️

今回はシャンプー業界の流れについてお話ししていきます。

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化粧品メーカーだけでなくIT企業が参入する時代

皆様は近年、日本で一番シャンプーを売っているメーカーがどこかご存知ですか?

I-ne(アイエヌイー)という日本のIT企業です。

代表的な商品ですと

  • シャンプーは「BOTANIST」 「YOLU」 「DOROAS」
  • 美容家電は「SALONIA」
  • ドリンクは「CHILL OUT」

多くの方が聞いたことがあるのではないでしょうか。(その他商品多数あり)

同社は、ファブレスメーカーと呼ばれる自社工場を持たず企画・マーケティングに特化したメーカーです。

売上だけではなく、ランニングコストを抑えた新しいメーカーとしても知られているということ。

製品品質が高いから売れたという単純な話ではなく仕組み作りがとても秀でています

では、同社がどの様な戦略で日本一のシャンプーメーカーへと登り詰めたのかを考えていきましょう。

従来の広告手法からのシフトチェンジ

BOTANISTが発売した2015年当時。

日常的にシャンプーのテレビCMが流れていました。

そんな時代に同社は、SNSでインフルエンサーを活用した広告戦略に舵を切ります。

Instagram・YouTube・TikTokなどで拡散することでSNS世代に最小限の広告費で的確に強く訴求。

インフルエンサーや美容系YouTuberとのコラボでイメージを確立しました。

後に、割と早い段階でSNS広告が業界の主流となっていきます。

同社の動きは、従来のテレビCMや雑誌広告がまだまだ主流だった化粧品業界(特にシャンプー)に新しいムーブメントを起こすことに繋がりました。

鵜川

今では昔の様にシャンプーのテレビCMを見かけることが本当に減りましたよね…

時代に合った商品のコンセプト設計

BOTANISTが発売した2015年当時は、まだまだ外資系のメーカーによるオーガニック化粧品が流行っている頃でした。

オーガニックについての正しい知識のない日本の一般消費者に対して、外資系メーカーが訴求していた隙を上手くついたように個人的には感じました。

オーガニックへの理解が乏しく、概念が根付かない日本人の消費者に対しての訴求は時代に上手くマッチング。

「植物由来」「ナチュラル志向」を連想させる商品名。

及び、商品のコンセプト設計は、トレンドを捉え環境意識や健康志向の高まる時代を生きる消費者には自然と受け入れられました。

その他、YOLUは「夜間美容・睡眠美容」というワードを切り口に差別化。

ナイトケアというワードを用いて夜の間の集中ケアを連想させるような世界観はとても秀逸です。

ホームページには、商品の世界観がとても反映されています。

こちらも髪のお悩みがある方へと自然と受け入れられ、すぐにヒット商品となりました。

D2Cに繋がるEC戦略

D2CDirect to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー) の略。

メーカーやブランドが仲介業者(卸・小売店)を通さず、直接消費者に商品を販売するビジネスモデル のことを指します。

自社ECに加え、楽天・Amazon・Qoo10などで早期から展開。

店舗に行かずとも購入しやすい仕組みを作り、口コミ拡散と売上増を加速。

広告戦略がすぐに結果に反映されていきました。

スピード感のある商品開発

トレンドを素早く形にし、1〜2年単位でヒット商品を生み出す早いサイクルには感度に優れたマーケターが必要ですが、これは同社が長けている点です。

大手よりも意思決定が速いため、消費者ニーズの変化に素早く柔軟に対応。

SNS時代の新しい消費者心理を捉え、ストーリーブランディングで共感を集めたことが、I-neの成長とヒットの大きな理由だと思います。

化粧品メーカーの変化による皮膚、毛髪への影響

先述のメーカーの台頭、業績はとても素晴らしいことです。

実際に、同社のマーケティング戦略に影響を受けるメーカーが続いています。

一般市場のシャンプー単価の底上げもこのメーカー無しでは叶えられなかったことです。

ですが、この10年でシャンプーの単価は上がれど、頭皮や髪は綺麗になったと思いますか?

現場で毎日お客様の状態をみてらっしゃる理美容師の皆さんはどう思いますか?

見方によっては、良くなるどころか酷くなった方も少なくないかと存じます。

メーカー批判をしたいわけではない。

むしろ、僕はお客様を本質的に綺麗へと導けない理美容師さんに物申したい。

どのように化粧品業界のマーケティング手法が変化し、製品、化粧品成分はどのように変化したのか。
そして、お客様のお肌、頭皮、髪はどのような状態に晒され、どんなお悩みが増えてきたのか、増えていくのか。

一般ユーザーが置かれている状況を把握することもプロとして大切なことです。

美容のプロとしてすべきことは?

プロとして出来ることは何か。

本気で考えられていますか?考えてきましたか?

私たちの仕事は技術を提供することでもなければ商品を売ることでもありません。

お客様を綺麗にすることなのです。

科学の進歩とマーケティング手法の変化。

情報過多な現代では決して良い側面だけでなく、ご自身で最適な施術やサービスや商品を選択することが非常に難しい時代とも言えます。

さて、そんな時代に私達プロがすべきこととはなんでしょうか?

是非、本質的に一緒に考えていきましょう。


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